フェイスタオル考

2020年9月06日


お客様に分かって頂けるように色々説明するのが良いのか、どうか よく悩むところです。

私どもは古い建物を利用しています。それは古いという情緒や歴史などの感覚的なモノと、現代建築にない遮音、断熱、防火などマイナス要素も併せ持っています。

しかし古い建物を活用して生業を立てている為に、エシカル消費やLOHASに興味を持ち、伝統野菜や在来種の植物や歴史的なモノや伝統的なモノを取り入れるようにしています。

そして地球の恵み“温泉”を甘受していますので、地球環境にも配慮するようにしています。

「部屋のタオル(フェイスタオル)が既に赤茶けており、せめて部屋のタオルくらいは白いタオルを用意して欲しい。」という感想を持たれるかもしれない。

温泉旅館でタオルを提供するのは群馬県の伊香保温泉が発祥だと言います。

普通、温泉旅館で提供されるタオルのほとんどは真っ白で旅館の屋号がプリントされています。

でも御所坊でお客様に提供しているタオルは、確かに赤茶けていると言われれば赤茶けているのです。そして御所坊と言う屋号もプリントされていません。昔提供していたタオルは白くて赤に近い茶色で御所坊のロゴを入れていました。

でもよく見て頂くと市販のタオルの様にタグが付けられているのを見つけて頂けると思います。

“GOSHOBOH”

となっています。そしてその裏をご覧ください。

Non-Coloring

Non-Breaching

Pure Cotton そして MAIDE IN JAPAN と刺繍しています。

つまり一回こっきりで捨てるのはもったいない素材を使用しているのです。

多くの旅館のタオルは外国製で生地を漂泊して白くします。そしてプリントをして、洗いをかけます。

多量の水を使用する為に環境的には問題ですし、ほとんどが使い捨てです。

ご用意しているタオルは真っ新な為に吸水性が少し悪いです。“GOSHOH”と書いてある画像は真っ新のタオルです。ノリが効いているのが写真からもわかると思います。

そして上の画像は何回か洗って使用しているタオルです。

出来ればお持ちかえり頂いてご自宅で使って頂けると良いと思います。

でも多くの客さんは置いて帰られるので、ちゃんとクリーニングして使用しています。柔らかく吸水性も良く、肌触りが良いはずです。

でもそれを「ヘタっていて使い込み感がありすぎる。」と感ずる方もおられるのでしょう。